2022-01-01から1年間の記事一覧

キャッシュアルゴリズムの評価項目

キャッシュアルゴリズムを選定する際の基本的な評価項目。これらを広く満たすほど汎用性が高くなる。 ヒット率(ワークロード) 用途を特定できないがLRUよりヒット率の高いキャッシュアルゴリズムを求める場合LRUより有意にヒット率の低い代表的ワークロード…

PjaxとSPAの違い

PjaxとSPAが全く同じ技術構成なのを知らずにPjaxを過去の技術だと思ってる知ったかぶりが多いので最も高度で完成度の高いPjaxライブラリであるpjax-apiの作者の自分が説明しておこう。 SPAとはPjaxをバンドルしたフレームワーク Pjaxとはその語源からしてpus…

ACVDはなぜ失敗したのか - マップとリスポンと没入感

ACVで毎日何度も一時間以上待ッチングしてた自分だがACVDは大幅に短い時間でマッチングできるようになったにもかかわらずわずか数ヶ月でやめた。何が悪かったのか? マップがミスマッチング ACVではほとんどのマップが比較的狭く遮蔽物の多い要所で至近距離…

キャッシュアルゴリズムの比較

アプリケーションなどOSより上に作られる高水準のプログラムではハードウェアの速度と容量を考慮しない数学的キャッシュアルゴリズムが使われ主にこれを本稿の対象とする。キー探索用マップと明示的キャッシュサイズ(対となる値が保持されているキーのサイズ…

地球火星人学の論理的誤謬 (脅威インテリジェンスの教科書/石川朝久)

脅威インテリジェンスの教科書(初版1刷)の中に論理的誤謬を発見したので記録しておく。本書コラムの地球火星人学において著者石川朝久はヘンペルのカラスの代わりに説明する論理的に同一の説明として地球火星人学(出典はおそらく村上陽一郎教授)を提示してい…